第３９話が終わりました。
ということで、まずはあらすじから。
ネタバレですので、知りたくない方は見ないでくださいね。
第三十九話
世奈子の店
わしににてない？わしの子やない？そう言うんか？という大隈。
あら。ご気分を悪くなさらないでね。こういう事は軽々に口にすることじゃないってことはよくわかってますわ。でもね、私だって、仲を取り持った以上は責任があるじゃありませんか。
もし富貴子が不義を働いていたとしたら、私が謝らなきゃいけないんですもの。という世奈子。
せやけど、結婚してからは絶対そんなことはさせてへん。運転手にいいつけて、厳重に見張らせてるという大隈。
じゃあ、社長は、自分の子って自信がおありなんですの？ときく世奈子。
大ありや。初夜から頑張って必死に子作りしたんやからなという大隈。
それはそうでしょうねという世奈子。
もし、わしの子やないとしたら、誰の子やいうね？という大隈。
前から付き合っていた男がいたってことはご存知でしょ？きっとあの合同結婚式の前に愛し合ったんでしょうね。私ピンときたの、これは綱輝の子だってという世奈子。
驚き、綱輝の子？という大隈。
子供って大きくなってきて、だんだん顔つきがしっかりしてくるとどうしても隠せなくなるものなのよ。あれは社長の子じゃないわという世奈子。
瑠璃が？わしの子じゃない？そんなことがあってたまるか！という大隈。
信じたくないお気持ちはよくわかりますよ。社長はお心の広い方だから、もし自分の子じゃなくてもいい。父親として可愛がってやるとそう思ってらっしゃるんならこんな問題は取るにたりないことなんです。そういうお気持ちならねという世奈子。
わしは、自分の子種を残したいんじゃ。そのために結婚したという大隈。
そうでしょ？だったらウグイスじゃあるまいし、自分の巣に産みつけられたホトトギスの卵を育てるってわけにはいかないんじゃないの？という世奈子。
うう。わしが・・・わしがウグイスやと？という大隈。
まだはっきりとはわかりませんよ。私は直感で物を言ってますから。でもだまされてホトトギスのひなを育ててる可能性はじゅうぶんにあるわねという世奈子。
瑠璃がホトトギスのひな？という大隈。
社長、家に帰ってよくよく瑠璃ちゃんの顔を観察してごらんになればいいわ。ご自分の血筋とは何か違うものをお感じになるんじゃないかしら？という世奈子。
瑠璃は、わしの子や。あんな可愛い子が他におるかいな？わしの子に決まってるという大隈。
ホトトギスの雛だって、そりゃ見掛けは可愛いわよ。でも一度お医者さんにいって調べておもらいになったらどうかしら？という世奈子。
何を調べるんや？という大隈。
DNA検査で親子関係のあるなしは簡単にわかるし、その前に社長自信のお体を検査してもらってもいいんじゃありませんか？という世奈子。
わし・・・・。わしの体を？という大隈。
やはりお年がお年だからという世奈子。
何ぼ年でもまだ若い者には負けてへん。瑠璃は絶対わしの子や！という大隈。
小日向家
でも富貴子ははっきり否定してるんでしょ？綱輝さんの子供じゃないってという眞澄。
そうなんだってという美輪子。
だったらそれでいいじゃない。富貴子自信の言葉を信じればという眞澄。
ところが綱輝さんは、それは違う。お姉ちゃまが嘘をついてるっていうのという美輪子。
男がいくらそんなことを言い張ってもダメよ。産んだ本人が一番よく分かってることなんだからという眞澄。
そうよ。お姉ちゃま自身が綱輝さんの子供だと分かってるのにそれを認めちゃ大変なことになるもんだから。だから嘘をつくしかない。そういうことだってあるわという美輪子。
ああ。もうやめてちょうだい。そんな話。ご飯が食べれなくなっちゃうじゃないのという眞澄。
でも、父親の直感ってものもあるんじゃないかしらという美輪子。
よしなさい。美輪子だって嫌でしょ？仮にも戸籍上はちゃんと結婚して夫婦になってるのよ？その綱輝さんが富貴子の子の父親だなんて。考えただけでも頭がクラクラしてくるわという眞澄。
私は平気よ。お姉ちゃまと私の関係だもの。それもありかなって思っちゃうと笑顔の美輪子。
まあ。何てことをとため息をつく眞澄。
大隈家。
寝ている瑠璃の顔をじっとみる大隈。
あなた。どうかなさったんですか？という富貴子。
いや。可愛いな思うて。何ぼみても見飽きひんという大隈。
今日は、幼稚園でお遊戯会があったんです。だから疲れて食事を済ますとすぐ眠ってしまってという富貴子。
ほんまに罪のない顔してからにという大隈。
あなた？という富貴子。
天使やな。天使そのものやと瑠璃の顔をなぜて泣く大隈。
病院。
大隈がいる。
検査の結果を端的に申し上げますと、あなたの場合、極端な精子無力症です。２％以外の精子は動きが鈍くて子宮まで到達し得ない。２％の運動率では、まず卵子に着床することは不可能ですと話す医師。
不可能？したら５年前はどうですか？ときく大隈。
さあ？５年間で急に進行したということはまずあり得ないです。精子無力症は先天的なものが多いんですよ。今のところ治療の方法はないですねという医師。
世奈子のお店。
チェックメート。万事休すね。だから言わないことじゃないのよ。社長、まんまとだまされてたじゃありませんか？どうなさるつもり？まずは尻癖の悪い偽ぼたん思いっきりぶん殴ってやればよろしいわ。この５年間だまされ続けた憎しみは半端なものじゃないでしょ？だって、妊娠したときの社長の喜びようといったらまるで子供みたいでと嬉しそうな世奈子。
そうや。これでやっとわしの家系も絶えんで済むと思うて、２日も続けて名付けのお祝いをして、社員にも特別ボーナス出したった。宮参りには晴れ着を張り込んでという大隈。
ひな祭りには、豪勢な雛段をあつらえたでしょ？という世奈子。
そのとおりや。七五三にはわざわざ京都から取り寄せた特注のベベ着せたって。それやのに。それやのにあのおなごは涼しい顔して他の男の種を！ようもわしをだましおったな。金貸しの前で騙したことはあってもだまされたことはなかったこのわしを、ようもやすやすとこけにしくさったわいと怒っている大隈。
だからぶん殴ってやればいいんですよ。あの美人面を人相が変わるくらいにという世奈子。
いやいや。そんなことじゃ許さへんという大隈。
親子ともどもたたきだしますか？という世奈子。
そんなことしたら、わしが世間の大恥かくだけや。会社の連中にも笑われるがなという大隈。
そうですよね。金融界の帝王ともあろう社長が、女房を寝取られたなんてねえという世奈子。
それがばれたら、かたなしや。情けない。こんな悔しいことはない。この年抱えて、おなごに背負い投げ食らわされるとは。
合同結婚式の費用も全部わしがもったたのに、その前にあいつが。あー必ず、この落とし前はつけさせてやる。おなごにはおなごの落とし前のつけ方があるはずや。立派に落とし前つけてもらうわいと怒っている大隈。
大隈家。
あら。気付かないですみません。おかえりなさいませという富貴子。
誰ぞ来とるんか？という大隈。
ちょっと吉田の母と弟が。すぐ帰らせますので。瑠璃がすっかりはしゃいじゃって、なかなか離れないんですよという富貴子。
まあ、旦那様、お邪魔してます。杉彦も帰るのよという伊佐子。
杉彦は、バイバイと走っている。帰らないでと追いかける瑠璃。
瑠璃ちゃん、可愛いですね。旦那様にそっくりでという伊佐子。
何？という大隈。
さあ、バイバイしましょうねという富貴子。
帰らないでと言い続ける瑠璃。
本当に、帰り際にはいつもこうなんだから。今お風呂の用意をしますという富貴子。
風呂はええ。茶くれやという大隈。
パパ、飛行機して。飛行機と大隈に抱きつく瑠璃。
重い。重いのやという大隈。
飛行機、飛行機と大隈の上で寝転ぶ瑠璃。
パパはお疲れなのよと瑠璃を下ろす富貴子。
お茶をどうぞと渡す富貴子。
おかしな事になってしもうたな。子供に罪はない。そんなことぐらいはわかってるという大隈。
私、やっぱりあなたの言う通り、この子の幼稚園を変えようかしら。英語を教えてくれるところにという富貴子。
何やて？という大隈。
親が英語を教えるたって、この子はきっと甘えてばかりでけじめがつかないでしょうね。だからそうした方がいいんじゃないかしらと思ってという富貴子。
アホ。ええかげんにせんかい！とお茶を富貴子にかける。
下手な芝居しくさってという大隈。
じゃあ、どうしろというんです？下手な芝居でもしてごまかした方がいいんじゃないんですか？という富貴子。
何やって？という大隈。
はさみを富貴子にむけ、おい。お前ら姉妹はいったいどうなってるんじゃ？
あの子の父親を共有しようっちゅわけかいな？おい！という大隈。
出て行けっていうならいつでも出て行きますけどという富貴子。
そんなんで済むかい。いい絵じゃの？はっ、こんな絵にごまかされとったわしは、どうかしとる。ははは。ほんま見ればみるほど気色が悪いええ絵じゃわいと、絵をハサミで切り裂く大隈。
やめてと止める富貴子を突き飛ばす。
瑠璃は、泣いている。
やめて、やめて、お願いやめてと言い続ける富貴子。
ローズカフェ。
世奈子がきている。
じゃあ、綱輝さんの子だってことがはっきりしたんですか？という美輪子。
そんな顔してないで、座りなさいよという世奈子。
姉も認めてるんですか？という美輪子。
認めるも何も、今頃は大変な騒ぎになってるわよ。私が聞きたいのはね、あなたたちの結婚生活のことなのよ。一緒に住んでないんでしょ？いう世奈子。
でも、離婚はしてません。綱輝さんとは、時々会ってますという美輪子。
前からどうもおかしいと思ってた。形だけの結婚でしょ？だったら偽装結婚じゃない。このローズガーデンを守るために、私と社長を騙したんじゃないの！という世奈子。
ママ。今の時代結婚の形態なんて様々なのよ？別に愛さえあればいいでしょ？という美輪子。
愛ですって？よく言うわね。姉が姉なら妹も妹だわという世奈子。
ええ。私たちは、牡丹と薔薇の姉妹ですからという美輪子。
偽ぼたんのくせに！という世奈子。
それでも、牡丹と薔薇の姉妹に違いないわ。私たちは力を合わせて、世の中の荒波と闘っていくの。ママなんかには絶対まけないわという美輪子。
大隈家。
美輪子がくる。絵をみて驚く。
よっぽど、私たちが憎いんだわ。頭に血が上ると年寄りは何をするかという美輪子。
ええ。何だか恐ろしいのという富貴子。
お姉ちゃま。瑠璃は大丈夫なの？私が一番心配なのはそのことなの。自分の子じゃないとわかったら、何をされるか分からないんじゃないときく美輪子。
まさか。危害を加えるようなことは・・・・。でもあんなに舐めるみたいに可愛がっていたのに、瑠璃を見る目がぞっとするくらい冷たいのという富貴子。
お姉ちゃま、ダメだわ。ここに置いといた危険よ。私が瑠璃を預かるわという美輪子。
えっ？と驚く富貴子。
小日向家。
瑠璃がきている。
瑠璃、今日からおばあちゃまと私の３人で暮らすのよという美輪子。
遊んでいるうちにそっと帰った方がいいわと富貴子に耳打ちをする美輪子。
そうねという富貴子に、何か足りないものがあったら、また私が取りにいくからという美輪子。
本当にね、とんだことになってしまってとう眞澄。
ママ、どこいくのママと泣く瑠璃。
大丈夫。ママすぐに帰ってくるからね。ね？と瑠璃を抑える美輪子。
ママ、帰ってきて。ママと泣く瑠璃。
富貴子は帰る。
はい。どうぞとご飯を瑠璃に食べさせる眞澄。
いい子ね。瑠璃。ここにいれば安心だからねという美輪子。
綱輝さんには連絡したの？という眞澄。
さっき。ぶっ飛んでくるわよという美輪子。
子供用の椅子を買ってきてあげなきゃかわいそうねという眞澄。
そうね。明日早速という美輪子。
チャイムがなる。
綱輝がくる。
瑠璃が？という綱輝。
ええ。あなたを待ってるわよという美輪子。
大隈家
オスっといいながら、畳で柔道の稽古をしている男性がいる。
どこいっとったんや？覚えてるか？こいつ。結婚式もきてたやないか。わしのおいの伸介や。妹の息子やという大隈。
どうも、伯母さんという伸介。
おばさんはないやろ。姉さんと言えといい、こいつな、今日からうちに居候することになったからな。面倒みたってやという大隈。
はあという富貴子。
こいつな大学時代から柔道やってるさかいに、わしみたいな種なしやない。ええか？せいぜいかわいがってもらいやという大隈。
うっすという伸介。
今日はここで終わりです。
感想
世奈子がいないと物語は始まらないですね〜。
いろいろと関わってきますね。
そして、美輪子も・・・・。もっと富貴子の心配もという感じです。
何か、瑠璃を自分の子供のようにしようとしている感じでした。
あとは、柔道少年！キャラ設定が・・・・。
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次回予告
忍び寄る手…悲劇再び
大隈は、甥の伸介は用心棒だというが、監視されるようになるようです。
そして、大隈からとんでもない要求があるそうです。
もしかして、伸介との子供を作れとかですかね？
血をひいた子供となると・・・・。
そして、美輪子も瑠璃を自分で育てたくなるようです。
綱輝も一緒に住むようにいい、綱輝とも良い雰囲気になるようです。
予告動画では、好きよ綱輝さんと美輪子がいっていました。
以前の牡丹と薔薇では、香代は、ぼたんの娘を監禁していましたが・・・・。