NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あさが来た」がスタートしましたね。
ヒロインは、波瑠さん演じる今井あさ。
子供時代は、鈴木梨央さんが演じています。
あさのモデルは“明治の女傑”といわれた実業家・広岡浅子さんという方だそうです。
うーん。名前を聞いてしまうと気になるので、調べちゃいます。
モデルの方を調べるということは、ネタバレになる可能性があるので嫌な方は見ないでくださいね。
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広岡浅子さんとは
プロフィール
名前:広岡 浅子(ひろおか あさこ)
生年月日:1849年10月18日(嘉永2年9月3日)
1919年(大正8年)1月14日に亡くなる。
日本の実業家、教育者、社会運動家。
ペンネームは九転十起生(きゅうてんじっきせい)。
明治を代表する女性実業家であり、豪気・英明な天性から「一代の女傑」と称えられた。
生い立ち
山城国京都・油小路通出水の小石川三井家六代当主・三井高益の四女として生まれる。
現在の京都府京都市だそうです。
幼名は照。豪商の家という家柄もあって、当時は女性の教養として重要視された、裁縫や茶の湯、生け花、琴の稽をするが、それよりも、学問に強い興味を持つ。そして、相撲が大好きなおてんばな女の子だったようです。
でも、時代が時代です。
「女に教育は不要」という当時の商家の慣習は固く、家人から読書を禁じられる事になるそうです。
17歳の時に、2歳の頃からの許嫁だった、鴻池善右衛門と並ぶ大坂の豪商であった第8代加島屋久右衛門正饒(まさあつ)の次男・広岡信五郎と結婚。
言えば、大阪でも有数の商家の息子!!「超ボンボン」と結婚しました。
ドラマでは「白岡新次郎」という名前で玉木宏さんが演じられています。
そんなボンボンの広岡信五郎は経営は人に任せっきり。そんな状況なので、残念ながら商才はなかったようです。性格としては、心穏やかな人だったそうで、仲は良かったそうです。
信五郎が、ダメだと言わず、見守っていたから成功したとも言われています。
確かにこの時代、亭主関白な人が多いイメージです。
女性が仕事をするのを陰ながら応援していたんですね。
浅子がかわっていると言われていたなら、夫も変わっていると言われてそうですもんね。
浅子はというと、そんなまかせっきりの商家の風習や、男性中心的な商家のあり方に疑問と限界を感じて、簿記や算術などを独学するようになります。
そんな中、1867年、夫の実家である加賀屋が大政奉還がきっかけとなり、大名に貸していた総額900万両(4500億円相当)が返済されない事態に!!!
それでも、「金儲けは性に合わんねん」と三味線など風雅に興じる夫の信五郎・・・。
いよいよ倒産かという状況を救ったのが広岡浅子さんです。
広岡浅子の経営者人生が始まりです。
と経営者としての話がメインですが、1876年、29歳のときに女の子を出産しています。
その女の子が浅子にとって唯一の子供である亀子さんです。
第一子である亀子の出産はが難産だった事もあり、第二子(特に跡継ぎとなる男の子)の出産を諦めたそうです。
亀子の生涯ですが、一柳子爵家の次男・一柳恵三を婿に迎え、一男四女に恵まれます。
そして、柳恵三が後に広岡家の後継ぎとなり、大同生命の社長となります。
では、二人の間の事は、亀子一人???と思いきや、夫の信五郎には別に4人の子供がいます。
その子供は浅子の子どもではありません。
ドラマで、「ふゆ」という役柄で登場する女性です。その女性は、小藤という実在した女性がモデルとなっています。
浅子が生まれた三井家のときから身の回りの世話をしている付き人のような女性で、年齢は浅子より5つ下だったそうです。
浅子が結婚した時に、小藤も一緒に暮らし、事業に忙しく家を空けることが多く、家事が十分にできない浅子にかわって小藤がその役割をしていたようです。
この小藤が夫・信五郎の側室となり、4人の子供を出産したそうです。
何だか複雑・・・・と思ったのですが、
原作の「土佐堀川」では、自ら進んで小藤に夫の側室になるようそれとなく小藤に言うシーンが描かれているそうです。
九州の鉱山開発に着手する頃に夫のことを全て小藤に一任し、頼んでいる。
その後、小藤が夫の子供を身ごもっていることを知った時も喜ぶ様子が描かれているそうです。
と家の事は、小藤に任せて、浅子は、当時まだ新しいビジネスだった炭鉱業に注目!!
35歳の時には、筑前潤野(うれしの)炭鉱を買収し、炭鉱事業に参画し、開発を試みます。
ただ、またしても時代が時代なので、積極的に社会進出しようとする広岡浅子さんをよく思わない人はたくさん!!人一倍苦労を経験したそうです。
そんな中、護身用の拳銃2丁を持ち、屈強な男たちと寝泊りを共にし、真っ暗な坑道に率先して入って陣頭指揮も取るなど大胆な行動力をし、男社会の中で果敢に立ち向かい何事にも屈しない姿は女豪傑とも評されます。
労働条件や待遇を改善するといった投資をすることで、炭鉱夫達に慕われるようになったとか。
とはいえ、世間からの目はまだまだ厳しい状況です。
1888年に夫の実家の加賀屋は幕末の両替商からうまく転身し、加島銀行を設立する事に成功。
夫・広岡信五郎の弟を頭取にしたそうですが、実質的に経営に奔走したのはこの広岡浅子と言われています。
独学ですが、しっかり勉強をしていた事もあり、数字に強く、正確な資料を迅速に作り、先を読む経営をしたそうです。
風習など、決まった事に縛られずに、合理的に難問を打破し、成功する姿をみて、大隈重信や伊藤博文、五代友厚など、明治政府の要人も広岡浅子に手を差し伸べたと言われています。
1896年、女性実業家として広く名前を知られるようになった広岡浅子へ成瀬仁蔵から面談希望の手紙が届く。
渡された成瀬の著書「女子教育」(女子の人格を認めて育成し、男子と同等の教育を与える等)を読み、感銘を受け、「女性のための高等教育」を実現すべく女子大学の創設に奔走するようになります。
自らお金を寄付するだけではなく、自らが大学を創るかのような勢いで、政財界の有力者(伊藤博文、大隈重信、松方正義、西園寺公望などの、歴代首相の名前が記録されています)に女子大学の必要性を説いて回り、協力を取り付ける事に成功。
1899年、夫・平岡信五郎の弟が朝日生命(現存の朝日生命とは別)の経営に参画。
1901年、日本女子大学校(現 日本女子大学)が開校!
1902年には北海生命、護国生命と合併。大同生命の創業に参画し、加島屋を大阪の有力な財閥の一つとして、成長させる。
1904年、浅子が56歳の時に夫の平岡信五郎がなくなり、娘の夫の柳恵三に事業を譲り、社会貢献に専念。
女性の教育機会に関することだけではなく、女性に関する、運動に参加し続けるそうです。
1914年から死ぬ前年までは、将来有望な女性を集め、夏に勉強会をしていたそうです。
そこには「花子とアン」のヒロイン村岡花子もいたそうです。
すごい人生ですね。
同じ事をできる女性はなかなかいないと思います。
時代もあるから余計にすごいな〜と思います。
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せっかくなので、出演者についてもまとめたいと思います。
出演者
今井あさ役
名前:波瑠(はる)
本名:山口麻有??
生年月日:1991年6月17日
身長:164cm
出身:東京都足立区
所属:ホリエージェンシー
本名は、掲示板で高校の後輩なる人物がフルネームで暴露していたそうですが、どこまで信憑性があるかはわからないです。
2004年、中学1年生の時にプロモーションビデオのオーディションに応募し、その時にスカウトされ芸能界入り。
女優として芸能活動を開始し、2007年にはファッション雑誌『セブンティーン』の専属モデルとしてモデル活動も開始。
2012年6月号からは『non-no』の専属モデルとして活動されています。
今井あさ(子供時代)役
名前:鈴木 梨央(すずき りお)
生年月日:2005年(平成17年)2月10日
出身:埼玉県
所属:ジョビィキッズプロダクション
2010年(平成22年)、5歳の時から芸能活動を開始。
芸能活動を始めたきっかけは、テレビドラマ『Mother』を観て「芦田愛菜ちゃんみたいになりたい」と思い、芦田の所属するジョビィキッズプロダクションのオーディションを受けたこと。
八重の桜や、Womanなどなど活躍されていますね!!
白岡新次郎役
名前:玉木 宏(たまき ひろし)
生年月日:1980年1月14日
身長:180cm
血液型:A型
出身:愛知県名古屋市
所属:アオイコーポレーション
中学3年生の頃、ドラマ『若者のすべて』に影響を受けて、芸能界入りを志しオーディションを受けるも、この時は叶わなかった。
高校2年生(16歳)の時に名古屋のサカエチカで、現在の所属事務所アオイコーポレーションの社長である葵てるよしにスカウトされた
初回は、ヒロインの少女時代を演じる子役・鈴木梨央(10)が登場しているが、許嫁を演じる玉木宏(35)は子役を使わず、そのまま許嫁として登場したそうで、年齢差が話題に。
新次郎22才で、あさは11才の設定だそうです。
2人の年齢差は11才差ということみたいです。
実際には、25才差なので、気になるといえば気になるけど、昔の22才と11才だったらこんな感じだったのかな??とも思ったり・・・・。
ネットでは、新次郎役も子役を使えばよかったのに!という意見も多いようです。
「あさが来た」はすでに話題がたくさんですね〜!