2016年4月4日(月)より放送開始の「とと姉ちゃん」
もう一人の主演である、唐沢寿明さん。
唐沢寿明さんが演じる花山伊佐次は、花森安治さんをモチーフにされています。
花森安治さんを調べていると女装などという言葉も・・・・。
という事で、花森安治さんについて調べてみたいと思います。
花森安治さんってどんな人?
明治44年(1911年)に神戸市に生まれる。
神戸市立雲中小学校の同級に田宮虎彦さんがいます。
旧制松江高等学校に校友会の雑誌の編集に参加した事がきっかけで編集に興味を持つようになる。
東京帝国大学、文学部美学美術史学科に入学。学生新聞の編集に参加。
大学3年生の時に、松江で有名な呉服問屋の山内ももよさんと結婚されました。
東京帝国大学を卒業した後は、当時、大手化粧品メーカーだった伊東胡蝶園に入社。
宣伝部に所属し広告デザインを担当する。
その後、太平洋戦争の際に召集され、ソ連と満州の国境地帯に派遣される事になりました。
戦地で肺結核になり、除隊。日本に戻ってきた。
戦後は、徹底した「反戦主義者」であり続けた。
大政翼賛会(たいせいよくさんかい)に籍をおき、国策広告を担当。
「欲しがりません、勝つまでは」の国民標語を考案したと言われているそうですが、一般の応募作を花森さんが採用しただけのようです。
終戦後の昭和21年(1946年)に、大橋鎭子さんと一緒に、出版社・衣装研究所を立ち上げる。
そして、昭和23年(1948年)に『暮しの手帖』を創刊された。
当時は、「美しい暮らしの手帖」という名前だったようです。
『暮しの手帖』の取材企画や文章、レイアウトやデザインなどの主要な面は花森さんが行っていたそうです。
当時は、広告業界が発展していき、「広告収入重視」の雑誌が増えていたときだったそうですが、『暮しの手帖』は、一切広告を入れなかったそうです。
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『暮しの手帖』といえば、「商品テスト」
・暖房 部屋を暖めるためになにが一番安上がりで便利か
・日用品のテスト報告1 ソックス
などを掲載。
暖房 部屋を暖めるためになにが一番安上がりで便利か
火鉢だけだった暖房具。それが、練炭ストーブ、石炭ストーブ、石油ストーブ、ガス・ストーブ、電気ストーブと多様化されていった。
その性能や使い勝手をユーザーの目で具体的に点検したそうです。
日用品のテスト報告1 ソックス
1回目は、子ども用のウーリーナイロンの靴下と、ナイロンを補強した木綿の靴下のテスト。
22種を買い集め、三ヵ月間、小学5年、中学1、3年の女生徒に毎日はかせる。
洗濯の方法も回数も一定にし、アナはあかな、色はみなはげるなど報告。
実験は、花森さんが主導で行われていたようです。
プラグの耐久実験で5000回も抜き差しを繰り返し行う。
燃えているストーブを実験的に倒し、研究室の天井まで火があがった。
ベビーカーの実験で100キロの距離を押して歩いた。
自動トースターの実験で、食パンを4万3088枚焼いた。
というように、かなり、大変な実験を・・・・。
だからこそ、人気だったんでしょうね。
本当かどうか分からない情報より、実際にやった事は信用できますもんね。
1978年に心筋梗塞で亡くなられました。享年66歳。
亡くなられる直前まで、『暮しの手帖』に関わられたそうです。
『暮しの手帖』の表紙画は、創刊号から死の直前に発行された第2世紀52号まで、花森さんが手がけられました。
女性の気持ちを理解するために、髪をのばして、おかっぱ頭にしていた花森さん。
それだけでなく、スカートをはくようになったそうです。
その姿がトレードマークとなっていたそうです。
とと姉ちゃんで、花山伊佐次さんを演じられる唐沢さんはどんな姿で登場するんでしょうか?
おかっぱだったりするのかな?でもどんな役でも似合うんでしょうね。
とと姉ちゃんが楽しみです。