真田丸の第15回が終わりました。
ネタバレですので、知りたくない方は見ないでくださいね!!
第十五話 秀吉
これ早くと言われ、隠れる信繁。
昌幸の息子だなと聞く秀吉。
殿下、殿下と三成をまいた男が、変装用の傘などを持ってくる。
出かけるぞ、面白いところに連れて行ってやるという秀吉。
もしやと指をさす信繁に、秀吉じゃと答える。
今から上杉様と会うのでは?と聞く信繁に、後でじゃと答え、出かける準備を進める秀吉。
三成が脱ぎ捨てた秀吉の服をみて、またやられたという。
片桐且元に、知ってましたねと聞く三成。
うなづく、且元。
秀吉と信繁は、吉野太夫の踊りをみている。
踊り終わった吉野太夫をみて、城につれて帰りたい。わしだけの側室になってくれないか?
せめて、城で一晩一緒に過ごさんか?という秀吉。
お戯れをとさらっとあしらい出て行く吉野太夫。
信繁をみて、ニコッと笑い、あれだけの女は信濃にいるか?と聞く秀吉。
まずいませんという信繁に、だろ、だろ?という秀吉。
福島正則も一緒にきていて、お酒を飲んでいる。
殿下、上杉様はよろしいのですか?と聞く信繁。
んっ?名は何というたかな?と聞く秀吉。
源次郎信繁でございますと答える。
源次郎、お前のおやじにはほとほと手を焼いておるぞ。
大坂に出てこいと再三言っているのに、全くそのそぶりも見せない。
喧嘩を売っているのか?という秀吉。
そんな事はという信繁に、今更わしに逆らっても良い事はないと言っておけという秀吉。
そこに三成が、上杉様がお待ちですとくる。
よくここがわかったな?という秀吉に、殿下が仕事をほったらかしてくるとしたらここしか考えられないという三成。
嫌味な言い方をするだろ?
違うんだよ。大坂で源次郎がいろいろとみたいというから、しぶしぶ連れてきてやったのだ。
だろ?という秀吉。
さようです。酒もよし、肴もよし、女もよし。
大坂はすばらしいという信繁。
嬉しそうに、それは何よりという秀吉。
三成は信繁の方をやはりみようとせず、どうでもよいと切り捨て、上杉様がお待ちですという。
上杉なんてどうでも良い。
明日会うという秀吉。
それはなりません。
上杉様に明日会うにしても、今日やるべきことが山積みですと答える三成。
そんな忙しいときに、私ごときの願いを叶えてくれてありがとうございます。
私は、存分に楽しみましたので、お城に戻ってくださいという信繁。
そういうことなら戻ろうかと出て行き、三成に思いついたことがあるから、みんなを集めるようにいう秀吉。
明日、上杉様にあった後にという三成。
真田
秀吉はまた言ってきましたかという信幸。
上洛せよとうるさいやつだという昌幸。
まだねばるのですか?ときく信幸にねばる!と答える昌幸。
そろそろ秀吉も怒るのでは?と心配する信幸。
秀吉がなんぼのもんだ。お前は、信長に代わって、あの男が本当に天下を治めるとおもっているのか?ときく昌幸。
分かりません。ですが、信長公の家臣をはじめ、上杉も毛利も秀吉に従ったと聞いていると答える信幸。
秀吉がどれだけの器かわかれば、喜んでつくが、秀吉の勢いは今がてっぺんではないのか?
後は下る一方ではないのか?という昌幸。
それは私には・・・・・という信幸に、信長のときのようになりたくない。もう少し様子をみる。
信繁の知らせを待とうという昌幸。
作兵衛がすえと遊んでいる。
佐助は、出浦昌相に弟子入りして修行をしている。
その横を浮かない顔で信幸が歩いていく。
昌幸は、薫に近くに上洛するかもしれないという。
秀吉につかれるのですねという薫。
簡単に言ってくれるという昌幸に、徳川や北条がせめてきても守ってくれるのでしょ?
良いことではないですかという薫。
お前との約束、いずれ大名になり、お前の城を造ってやるという約束が守れないかもしれないという昌幸。
笑いながら、いちいちあなたの言葉を信じていたら身がもたない。
すべてお任せします。私はついていくだけという薫。
いつか?と聞かれ、まだ決めていないが、信繁の返事をまっている。
天下をとる男か見極めてからだ。信繁は人を見る目がある。良き息子を持ったという昌幸。
息子は一人ではないですよ。
あなたは昔から信繁をひいきにする。
信繁は、知恵がまわるところ、度胸があるところ、ちと調子に乗りすぎるところもあなたに似ている。
でも、信幸も一生懸命なんですという薫。
分かっている、信幸が力になるのはもう少し先。
今は乱世。だがいずれ世の中も落ち着く。そのときこそ、信幸の出番だ。
荒れ果てた土地を再び耕し、国を立て直す。そのときこそ、信幸が役に立つのだ。
あの生真面目さがという昌幸。
そんな世が早くくるといいですねという薫。
大坂
秀吉と会うのは明日になった。無礼だと怒り、信繁は何をしていた?ときく景勝。
三成のところで休んでいたという信繁。
明日秀吉にあったら、お前の話もしてやるからという景勝。
父にもうまくとりもつように命じられているのでとお礼をいう信繁。
わしに任せておけという景勝に、またという顔でみる兼続。
きりは色々いうが、放っておいてくれという信繁。
いつもの信繁になってきたと笑うきり。
さらに、今日1日何をしていたか聞いてください。
さすが大坂、たくさんお店があり、帯に小袖、笛や太鼓、生きた蛸、何でもうっている。
見て歩くだけで1日たったというきり。
そこに三成がくる。
今日は、殿下のだしにされたようだなと謝り、客人に引き合わせたいという。
相手は、大谷 刑部少輔 吉継
昌幸の息子だなと聞かれ、父を知っているのですか?と聞き返す信繁。
少ない軍勢で徳川を追い払った。
今はお父上を知らなぬ者はいない。
刑部殿は、かねてより、私と一緒に殿下をささえてきた人。
大坂一の切れ者と話す三成。
その辺でといい、例の件、やはりお断りしようと思う。
堺代官はわしにはという。
あなた以上の方はいないという三成。
三成がやればいい。とにかく堺代官の件は断るという刑部。
あなたらしいという三成に、この話はここまで、話を変えようという刑部。
そこで、私からいいですか?と聞き、なぜ嘘をつかれたのですか?
私のこと、殿下には伝えていないとと聞く信繁。
伝えていないと誰がいった?誤解されるような言い方をしたのかもしれないという三成。
そこに、加藤清正がきたと男が伝えにくる。
来客中だから帰るようにいうが、昨日のお詫びをどうしてもしたいと帰ってくれないという。
わざわざ謝りにくるとは可愛いところがある。あってあげなさいという刑部。
すぐに戻りますと三成が出て行く。
不思議な方ですね。何というか、これまで私に対してはそっけなかったのに、今日は打って変わって親しげなんですという信繁。
曲がったことが嫌いな男だ。だから私は好きだ。
理が立ちすぎるところがあり、人を立場で測ってしまう。
そっけなかったのは、信繁を下にみたから、うそをついたのもそれ程話したくなかったから。
態度が変わったのは、秀吉が信繁を気に入ったから、三成にとってそなたが大事な人になったからだと話す刑部。
腑に落ちましたという信繁に、不快な思いをさせたようで、三成にかわって私が謝罪しよう。
悪い男ではない、分かってやってくれという刑部。
はいと答え、秀吉は私のことを気に入ってくれたのでしょうか?と聞く信繁。
殿は、才気ある若者が好きだ。
ひとたび気に入ったら、始終そばに置きたくなる方だ。
いろいろと面倒になるぞ。これからと笑う刑部。
この先、大谷 刑部少輔 吉継の娘が信繁の正室となり、信繁の人生に大きく関わってくる。
6月14日、上杉景勝は秀吉に会う。
かの軍神、上杉謙信の摘男がわしの目の前にいると思うと感無量。
越後の本領は安堵。
今後は、東の要として関東を抑えてもらいたい。それ相当の位がなければならないから内裏に推挙しておいたという秀吉。
上杉様には、従四位下左近衛権少将の位が授けられることになっているという三成。
どうだ?不服か?と笑顔で聞く秀吉。
滅相もないと答える景勝。
後一つ、これより真田の肩入れは無用とせよという秀吉。
なんと?と聞く景勝。
昌幸は、景勝と違い、いくら私が上洛せよといっても、一向に返事をしない不届き者だ。
ここは懲らしめてやらないといけない。
徳川家康が間もなく、真田征伐に乗り出す。
家康にとっては勝たねばならない戦だ。
あえていうと、家康に恩を売っておきたい。
あいつは面倒くさいから、手なづけておきたいという秀吉。
徳川と真田が戦になった時、真田に加勢をするなということでしょうか?ときく兼続。
そういうことだという秀吉。
堅苦しい話はここまで。
せっかくきたんだから、楽しんでいってくれ。
まずは、利休がたてる茶でも飲んでいけという秀吉。
その場から出て行き、景勝は焦っていたなーという秀吉に、景勝は謙信公の実子ではない。確か姉の子だと話す三成。
えっ?そうなの??と軽い感じでいい、
まあいい。景勝は従うかな?という秀吉。
安心はできないという三成に、利休の意見が聞きたいという秀吉。
信繁を待たせている時き、面白い、あいつも呼んでやれという秀吉。
やはりわしは、秀吉の下にはつかないという景勝。
それはダメですという兼続に、秀吉の言いなりになれというのか?という景勝。
その見返りとして、領地を安堵されたという兼続。
真田を裏切ることになるとつらそうな景勝に、上杉家のため、しかたないことですという兼続。
信繁にどの面さげて会えばいいのか・・・という景勝。
どうだったか聞く信繁に、世に聞こえた秀吉も会ってみたら、騒々しいおやじだったと話す景勝。
無理難題を突きつけてはきませんでしたか?という信繁に、なかなか良い話だった。
そなたを秀吉に会わすということを忘れてしまったという兼続。
そこに三成がくる。
信繁も一緒にお茶の席に出るようにいう。
私は茶のたしなみなどないという信繁に、こちらの知らぬことという三成。
千利休
元は堺の商人だったが、茶人として道を極め、今は秀吉の相談役の立場。
景勝は秀吉に信繁を紹介する。
お初にという信繁に、何を言ってる。昨日会っただろうという秀吉。
そうなのか?という景勝にええ、まあという信繁。
あきらかに信繁は足も窮屈そう。
一緒に太夫のところへな。
あっ、そっか。源次郎は先にわしに会って申し訳ないと隠していたんだ。心優しい男だと笑う秀吉。
そこに利休がくる。
それぞれ挨拶をする。
ちょっと狭いですねという利休に、3人は多かったか?という秀吉。
これもまたよろしい、知らぬ同士も膝突き合わせたら、また新しいもんんがみえてくることもございますという利休。
秀吉がまずお茶を飲む、自分の番に備え、じっと見る信繁。
景勝の番、やはりじっとみる信繁。
景勝はお茶を飲む前に信繁の方をみて、少しためらった感じ。
その後お茶を飲む。
次はいよいよ信繁の番と思ったら、そこまでだ。
景勝と信繁に先に出るようにいう秀吉。
利休にどうだったかきく秀吉。
景勝は、随分と心乱れていた。
でも、どっかで踏ん切りをつけられたのでしょう。最後は穏やかに飲まれていたという利休。
わしに従うか?と聞く秀吉に、間違いないという利休。
笑顔になる秀吉。
恥をかかずにすんだけど、飲んでみたかったな利休様のお茶。
やはり違いましたか?と聞く信繁。
私にとっては、これまでの生涯で一番苦い茶だったという景勝。
きりが廊下をあるいていると、まずいまずいと急いでいる若者が。
きりを呼び止め、みない顔だという。源次郎のと説明するが、知らんなという。
枇杷を叔母上の寧様に渡したいけど、これから用事がある。
孫七郎からと渡してもらえないか?という。
えっ?って顔をしていると、寧様を知らないのか?関白殿下の奥方様だといい、託したと走っていく。
この若者は、羽柴秀次。やがて関白豊臣秀次として数奇な運命をたどることになる。
会合が始まるが、秀次がまだきていない。
そこになぜか信繁が。
秀吉がわしが呼んだという。
私なんかがいてもいいのですか?ときく信繁に、いいから見ていけという秀吉。
そこに秀次がくる。
きりは寧に枇杷を渡す、帰ろうとするが、これからちょっとした集まりがあるので、あなたも寄っていってという寧。
秀吉は、検地とは一言で言えば何だ?と秀次に聞く。
答えられない秀次に、もういい三成という秀吉。
諸国の田畑を調べその値打ちを定めることですと答える三成。
では、それを調べることで何がわかるかとまた秀次に聞く。
えっ?と驚き、真顔で、いろんなことがわかりますという秀次。
もう良いと三成に答えさせる。
その所領がどれだけの石高なのかがわかる。
それによって、そこから何人の兵を出せるかが割り出せますという三成。
でも、これまで検地はどうもうまくいっていない。
何でか考えた。米を量る升が各地でバラバラだからだ。
ではどうすれば良い源次郎ときく秀吉。
升の大きさを統一すると答える信繁。
さすが。これからは升の大きさを統一する。
大きさをきめて、それで全国の石高を明らかにするのだという秀吉。
国によって大きさが違うから大変な作業にという意見に、それでもやらなければいけない。
三成、お前が頭になって進めよという秀吉。
信繁をつれて秀吉は後は任せたと出て行く。
いつもこのようにしているのか?ときく信繁に、そうだよと答える秀吉。
これからどちらへ?ときく信繁に笑顔の秀吉。
秀吉は、茶々を信長公の妹君、お市様の娘。
この大坂城で一番の美人だと紹介する。
信繁を紹介するともう会いましたという茶々。
お前、手が早いなという秀吉に、違いますという信繁。
殿下から、信濃の山奥からイノシシ子供が一匹やってくると聞き、この目で見たくなりました。
会ってみたら、イノシシにしては随分、色が白かったという茶々。
そして、真剣衰弱が始まる。
信繁は最初から、あてていく。
その間茶々は、男に色目を使っている。
その様子をみた秀吉は、男をじっと厳しい顔でみている。
信繁、男も秀吉の様子に気づき、茶々も気づく。
秀吉の番になると、よっしゃーと急に顔つきが変わり笑顔で、札をめくり、はずれると、全部札をぐちゃぐちゃにする。
場所を覚えてたのにーと笑顔の茶々。
寧が熱いうちにみんな食べるようにと芋を配っている。
そこに、秀次が遅れてくる。
子供がいなかった秀吉は血縁を大事にしていた。
羽柴秀長は、3つ下の弟。
福島正則は秀吉の父の妹の子
加藤清正は、秀吉の母、大政所の従姉妹の子
秀次は、秀吉の姉の長男
寧の兄の子辰之助(にとの小早川秀秋)
秀吉が、みんなやってるなとくる。
寧に信繁を紹介する。
みんな笑顔で、楽しそう。
秀吉も寧に笑顔で抱きついたり、冗談をいいあったり、良い家族という感じ。
この日、信繁が目撃した光景は、秀吉とその家族たちのごく短い幸せな時だったかもしれない。
やがてこの中の一人は、別の一人によって切腹に追い込まれ、辰之助は、自分のした事の罪の重さに苛まれ、21歳の若さでなぞの死を遂げる
あれが天下人?
どこにでもいそうな人だけどというきりに、いや違う。あんな人はみた事がないという信繁。
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感想
今回は、登場人物が多かったです!
秀吉の周りの人がたくさん。
寧の集まりは、みんな仲良しで、本当に楽しそうでした。
一瞬の幸せを強調するためもあってか、幸せが凝縮された感じでしたね。
そして、景勝のわしに任せとけといういつもの感じが・・・・。
悪い人ではないことはよく分かります。
薫と昌幸とのやりとりでは、前回、薫は信幸の話をスルーしていましたが、ちゃんと聞いていたんですね。
薫も親として、いろいろと見ているんですね。
信幸は今回も、振り回されっぱなしという感じでしたね。