2015年10月30日(金)放送の、爆報!THEフライデー。
「M資金詐欺」 大物芸能人を自殺に追いやったと言われる伝説の詐欺師Xの正体とは?
という内容が気になって調べてみました。
まずは、M資金詐欺って???
初めてききました。という事で調べてみます。
M資金詐欺とは
「マッカーサー資金」の略だそうです。
戦後の占領期にマッカーサーが隠匿していた巨額の資金がある。
その運用のために優良な貸出先を探しているという話をし、最終的に「あなたの会社がそれに該当するから融資を受けてはどうか?」と持ちかけるそうです。
「担保なしで最高十兆円までお貸しします」という常識では考えられない融資話もあるのだとか。
そして、その融資を受ける為には、審査が必要。さらに「審査にはお金が必要」と言葉巧みに言われるそうです。
もしくは、「審査のためにあなたの会社の実態を知る資料と、融資を受ける念書、会社の「実印」が必要だ」と持ちかけて騙し取るんだとか。
審査のお金だけですんだらよい方で、実印など渡してしまったら、「闇社会に出回ったら大変なことになりますよ、取引銀行にこのことがバレたら融資がストップしてしまうかもしれませんよ」と不安を煽りさらにお金を騙し取っていくそうです。
M資金詐欺は、昭和30年代からあるそうで、現代もほぼ同じ手口・内容で詐欺が繰り返されているとか。
M資金詐欺師が目を付けるのは、企業の経営者や実業家や大金持ちの芸能人などです。
それなりに社会的地位のある人々だそうです。
はい!私には無縁の詐欺ですが、こういった詐欺にひっかかる人はいるんですよね。
芸能界での被害
■田宮二郎さん
1960年代にテレビで活躍した俳優の田宮二郎さんも被害にあわれています。
そして、詐欺にあった事が理由で、43歳という若さで猟銃自殺をされました。
1977年、竹ノ下秋道という詐欺師が、「関東畜産協同組合」理事長を名乗り、田宮さんに融資の話を持ちかけたそうです。
「M資金は誰にでも融資できる金ではない。あなたは選ばれた人間だから2000億円を低金利で融資することができる。催促はしないので余裕がある時に返してくれればいい」という話をしたそうです。
詐欺師の愛車はアメリカの高級車リンカーン。
かなり羽振りの良い生活をしていたようで、田宮さんも信じてしまったようです。
当時田宮さんは躁うつ病で冷静な判断ができなかったと言う情報もありました。
2000億をあてに企業しようと多額の借金をした田宮さん。
この資金を元手に南麻布の高級マンションを3部屋購入。
南麻布元自宅の隣には「迎賓館」を作るための土地を購入し、4億近い借金を背負う。
そして、1978年、手数料を受け取り、竹ノ下氏は姿を消してしまいます。
南麻布にマンションを購入にかかるといわれた手数料約900万円。
竹ノ下秋道が宿泊していたホテルオークラの宿泊代約500万円を払わされることになります。
騙されたと知った。田宮二郎は慌ててマンション売却、事業を中断するなど損失を最小限にするが、多額の借金だけが残る結果となってしまいます。
そして、そのショックから、自殺をしてしまいます。
以前、長男の柴田光太郎さんが30代半ばから徐々に髪の毛が薄くなったことが原因で躁鬱(そううつ)病にかかり、自殺した。と話されていたようですが・・・・。
「日本に知られたくない。」という理由で海外で植毛を行ったが、後遺症で、偏頭痛に悩まされ、さらに、躁鬱病の症状も悪化したとか。
その他、山本陽子さんとの不倫の話もありました。
自殺3日前の12月25日には同ドラマの仕事仲間(田宮さん、太地喜和子さん、プロデューサーの小林俊一さん)で食事をしています。
二人はこの時の田宮の様子について、「かなりの上機嫌で、自殺する気配など全く感じられなかった」と語られています。
■玉元一夫氏(「フィンガー5」の元メンバー)
1999年、田宮さんを騙した竹ノ下秋道さんが、「GHQが隠し持っていた旧華族の財産が各省庁に返還されたので、そのうち300億円を融資させてもらえないか?」と玉元一夫氏にもちかける。
竹ノ下秋道に、時の首相・佐藤栄作と一緒に映っている写真を見せらせ、完全に信じてしまったそうです。
そして、印紙代として400万円を騙し取ったそうです。
詐欺師、竹ノ下秋道はどんな人物?
名前:竹ノ下秋道(たけのした あきみち)
年齢:1929年生まれ、81歳(故人)
妻・子供と3人家族。
愛人と暮らすために詐欺をしたと言われています。
1999年に、フィンガー5の元メンバー「玉元一夫」を騙したとして逮捕される。
竹ノ下秋道は冤罪を主張し、実刑を終え、出所後に裁判を起こしている。
そして、裁判の途中の2009年に千葉県旭市の家賃約3万円のプレハブ小屋の自宅で病死しました。
晩年はお金に困っていたそうで、生活保護受給者だったそうです。
葬儀もできずお墓も買えなかったそうです。
竹ノ下秋道の長女は「父は犯行をやっていない」と言っているそうです。
「当時、父親と愛人が一緒に生活しており、私や母とは別居していたため、詐欺をすることは難しいと思います。しかし、出所後には愛人とは別れ、濡れ衣を晴らすための裁判することが、亡くなった田宮さんのためだった。その最中だったのです」
「最期まで父は、冤罪主張し、田宮さん自殺の時も大層ショックを受け「俺があの男を紹介してしまったばかりに」としきりに後悔していました」
「父によれば、自分が紹介した別のブローカーの人物が、田宮さんを自殺に追い込まれてしまったということでした」
裁判の途中だったこともあり、真相は分からない状況ではあるようです。
田宮二郎さんについて
本名:柴田 吾郎(しばた ごろう)
生年月日:1935年8月25日-1978年12月28日)
身長:180cm
血液型:B型
出身:大阪府大阪市北区
生後4日で住友財閥の大番頭だった父を失い、戦後まもなく母とも死別。そのため幼少から高校時代にかけては京都にて親族に育てられる。
1960年代から1970年代にかけて活躍し、代表作は映画『悪名』シリーズ
映画『白い巨塔』
クイズ番組『クイズタイムショック』の名司会
テレビドラマ「白い巨塔」にも出演。
妻は元女優の藤由紀子
長男は俳優・テレビレポーターの柴田光太郎
次男は俳優の田宮五郎
俳優の南川直は父方の従兄
次男の田宮五郎さんは、2014年11月2日、早朝に交際中の浅野ゆう子さんの自宅で、くも膜下出血で倒れ、東京都内の病院に入院していたが、浅野に看取られ11月6日未明に死去されています。
47歳でした。
田宮二郎さんのお父さんとお母さんも早くになくなり、次男の田宮五郎さんも早くになくなられているんですね・・・・。
玉元一夫さんについて
名前:玉元 一夫(たまもと かずお)
生年月日:1955年4月8日
血液型:A型
長男
担当:リードギター、コーラス。
芸能活動休止後不動産会社を経営していたが、銀行から58億円の融資を受けるもバブル崩壊で丸々借金として58億円を背負うが完済している。
1996年10月に脳内出血で倒れ左半身麻痺の後遺症が残り、車椅子や杖つきでの生活となる。
障害者となった経験を生かし、バリアフリー社会の実現を訴え、自由連合から2001年参院選に出馬したが落選。
嘘のような話ですが、本当なんですね・・・・。
企業の経営者や実業家、大金持ちの芸能人の皆様、ご注意ください。