第34話が終わりました。
ということで、まずはあらすじから。
ネタバレですので、知りたくない方は見ないでくださいね。
第三十四話
世奈子のお店
眞澄がくる。世奈子は、遅いわよ。こんな時に服のことなんて気にしないで普段着できたらいいのに。小日向家の一大事なんだかという。
何が一大事なんです?一体富貴子がどうしたっていうんですか?という眞澄。
眞澄は席に座り、世奈子たち、崑一はうろうろとじっとしていられない感じ。
あんたひょっとして知ってたんじゃない?あなたが多摩留の姉だと知ってた家にいれたんじゃないという世奈子。
でも、姉といってもあの子は・・・・という眞澄。
養女だからって、赤ん坊のときからあのてんぷら屋にもらわれて弟と一緒に育ったんだから姉じゃないの。小日向家を絶望のどん底に陥れた放火殺人犯の多摩留の姉じゃないの!とすごい剣幕の世奈子。
待ってくださいよ。そんなガンガン言われても私は・・・・。という眞澄。
あなたはね、自分が産んだ子だから富貴子が可愛いんでしょうけど、親子で小日向家を乗っ取るつもりじゃなかったのかって疑われてもしかたがないのよ?という世奈子。
乗っ取る?何をいってるんですか?そんなこと言うから訳が分からなくなるんじゃないの。という眞澄。
どうなんだ?眞澄。お前本当に何も知らずに今まで?という崑一。
当たり前じゃないですか。富貴子が多摩留の姉だなんて。そんなこと・・・・そんなこと。
今の今まで、あなた達がいうまで私は・・・・と泣く眞澄。
それじゃ、富貴子はお前にも知らせずに、誰にも言わずにどえらい秘密を抱えたままでという崑一。
目つきが怖い。
あちらの家が変なんじゃないの?
弟が放火殺人を働いた家にわざわざ姉を行かせるなんてという世奈子。
そりゃそうだ。てんぷら屋のあの養父母はすべて承知しながら黙認したってことだからという崑一。
何か魂胆があるんじゃないのかしら?という世奈子。
普通なら考えられないことだがねという崑一。
どうしてこんなことになるのよ?
いくら何でもひどい。ひど過ぎると頭にてをやり泣く眞澄。
ローズカフェ。
富貴子は電話をしている。相手は峰靖。
えっ?アメリカから友達が?ときく富貴子。
いうの忘れてたからちょっと耳に入れておいた方がいいと思ってという峰靖。
どんな人たちなの?という富貴子。
中年の女二人だ。なかなかいい身なりをしてたと答える峰靖。
伊佐子は、食べもしない天ぷらを注文してさ、富貴子さんはこちらの養女なんですか?なんて余計なことまで聞いて帰っちゃって、何さ、あのアメリカ帰り女はという。
電話をきり、アメリカにそんな友達なんていないのにと首をかしげる富貴子。
美輪子がどうしたの?お客さまから文句でも言われたの?とくる。
大したことじゃないと答える富貴子。
今日、ゼミの子達との食事会に誘われている。助教授が私を必ず呼べってご指名なんですってという美輪子。
じゃー、行かなくちゃという富貴子に、クラブのホステスと間違えてないかしら?という美輪子。
ゆっくりしてきて。先に帰ってるといったあと、秘密、大丈夫ね?と確認する富貴子。
ええと笑顔の美輪子。
小日向家
富貴子が帰る。眞澄は頭をかかえて下を向いて座ってる。
みわちゃん、遅くなるんですって。いろいろお惣菜買ってきたわ、デパ地下で。夕食はわざわざ作らなくてもいいくらいよという富貴子。
富貴子と真剣な顔で呼ぶ眞澄。
どうしたの?という富貴子。
あなたは一人で食べなさい。私は食べたくないからという眞澄。
お腹の具合を心配する富貴子。
いいえ。食欲がないだけと答える眞澄。
じゃ、残りは冷蔵庫に入れときますという富貴子。
富貴子を睨む眞澄。でもすぐに悲しそうな顔になる。
食事を自分の部屋に運んでいる時にドアの音がする。
あら、パパという富貴子。
驚いた顔の崑一。
おかえりなさいと崑一のコートを受け取り、お母さん、食欲がないんですって。こんなに早く帰っていらっしゃるならパパと一緒に食べたらよかったわ。夕食、パパの分をとってあるんです。すぐ準備しますという富貴子。
いい、いい。食べてきたからいい!と目を合わさず別の部屋に入る崑一。
口調も荒い。
自分の部屋にいく富貴子。
眞澄と崑一が話している。
じゃー、今いうか。美輪子がいないんならちょうどいいじゃないか?どうせあの子はこの家においておけない。出て行ってもらうと部屋に行こうとする崑一。
止める眞澄。
美輪子がショックを受けて大変な騒ぎになるという。
どうしたらいいかわからない感情を抑えている感じの崑一。
私だって愁嘆場はごめんだよ。
しかし、このままにしておくわけにはいかないという。
朝方、牡丹と薔薇の絵が傾く。
出かける富貴子。
富貴子、こんなに早くどこへ?朝ごはんも食べずにどこいくの?という眞澄。
最近歩いていないので、ウォーキングがてら歩いてローズカフェにいくという富貴子。
階段のところから崑一がみている。
吉田家にいく富貴子。
そこに後をつけてきた崑一がくる。
パパと驚く富貴子。
パパと呼ぶのはやめた方がいいね。お前はここの娘なんだから。
富貴子、よくも私を騙してくれたね。私だけじゃない、眞澄も美輪子も、お前は騙し続けたんだ。がっかりしたよお前には。両親を呼びなさいという崑一。
目が怖すぎる。
そこに富貴子と峰靖が降りてくる。
久しぶりだね吉田さんという崑一。
富貴子が帰ってきたの?と伊佐子もくる。
驚く伊佐子。
びっくりさせて悪かったねという崑一。
富貴子、どうしたのよ。どうしてこんな人を?という伊佐子。
ふふ。私だってこんなところ二度ときたくなかった。
ま、立ったままでは話にならないから座らせてもらうよという崑一。
峰靖が前に座る。
何か富貴子にご不満なことがあるのか?ときく。
ご不満だと?決まってるじゃないか。こんないわく因縁のある家の娘を差し向けて。何の魂胆があってそんなことをする?という崑一。
魂胆なんて何もありませんよ。おたくの美輪子さんとは姉妹なんだからしかたないじゃないですか。
お互い血が惹かれあってるんだからという峰靖。
それだけかな?という崑一。
他に何があるっていうんです。うちにとっても富貴子は大事な娘。小日向家には近寄らない方がいい。身元がばれたら大変なことになるからって反対したんです。
でもね、どうしても妹がかわいそうだから、実母のところに帰るっていわれたら養い親としては止めようがないんですよという峰靖。
そうなのか?富貴子。それだけなのか?ときく崑一。
ちょっと、崑一も許しかけてるという雰囲気。
ええ。申し訳ありませんと謝る富貴子。
何もあんたが謝ることないよ。何一つ悪いことしてないんだからという伊佐子。
帰れ、帰れという杉彦。
あの事件だって、うちの多摩留だけが悪いんじゃないんだ。おたくの美輪子っていうわがまま娘が多摩留を誘惑したから。同じぐらいうちも恨んでますよ。それだけは覚えていて下さいよと、峰靖が止めるのも聞かずにいう伊佐子。
母さん、お願いやめてという富貴子。
伊佐子の一言で崑一の怒りはマックスになった感じ。
いいたい放題いうんじゃない。どちらが被害者だと思ってんだ?という崑一。
帰れ!帰れ!とてんぷらの粉を崑一にかける杉彦。
すみませんと粉をはらおうとする富貴子を突き飛ばし、富貴子。お前はもうこのまま戻らなくていい。荷物はこちらに送ってやる。二度と小日向家の敷居をまたぐことはならん。美輪子とも二度と会うな。姉妹との縁も切ってもらう、いいなという崑一。
帰ったよ!帰ったよ!と喜ぶ杉彦。
心配する峰靖。
なるようになったんだよ。他にどうしようもないじゃないかという伊佐子。
小日向家。
萌子がきている。
お母さんと走ってくる美輪子。
おかしいのお母さん、おねえちゃまに連絡がつかないのという美輪子。
そう。どうしたのかしらねという眞澄。
今日は朝早くでたきり、ローズカフェにも出てこなくて、予約のネイルアートのお客様がぷんぷんして帰っちゃったわ。昼間から何度かけたかわからないわという美輪子。
綱輝さんと一緒かもしれないしという眞澄に、綱輝さんにも電話したけど、今日は一度も連絡がないってという美輪子。
あっ。じゃあどこか知り合いのところにでも・・・・という眞澄。
だってといって、じゃあ、私もう寝ますと部屋にいく。
どうするのよ眞澄。みわちゃんが可哀想じゃないという萌子。
崑一が怒り心頭で富貴子を追い出すの一点張りで。どうしたらいいのか私にはもうという眞澄。
もう一度筋道をたてて話してよという萌子。
頭からてんぷらの粉をかけられてきて。
もうあそこまでいったらダメね。カンカンになって出て行ったきり帰ってきやしないという眞澄。
じゃあ、二人は?美輪子と富貴子は引き裂かれるの?という萌子。
もう仕方ないのよ。崑一が富貴子のことを憎んでいるのよという眞澄。
なんて可哀想な二人という萌子。
吉田家。
お店の電話がなっている。
また美輪子からだよ。はっきり言うしかないじゃないの?というが、富貴子は黙ったまま。
杉彦、電話に出て閉店だっていいなという伊佐子。
閉店です。閉店ですと笑顔でいって電話をきる杉彦。
おねえちゃま、どうしちゃったのと泣く美輪子。
次の日。起きたままベッドにいる美輪子。
部屋がノックされ、眞澄と引越し業者の人がくる。
こっちのものはすべて運びだしてくれていいからと指示を出す眞澄。
お母さん、これは何なの?と聞く美輪子。
パパがね、富貴子を引越しさせるって聞かないのよという眞澄。
引越しですって?という美輪子。
下に行きましょうという眞澄を振り払い、箱の中から荷物を出す美輪子。
無理やり下に連れて行かれる美輪子。
パパ、いくら何でもひど過ぎるわ。どうしてそんな無慈悲なことをなさるのよという美輪子。
落ち着きなさい美輪子。パパだって富貴子を追い出すような真似をしたくなかった。
でもどうしてもここに置いておく訳にはいかない。理由があるんだよ。
恐ろしいことなんだよ。お前にショックを与えたくないんだがという崑一。
言えばいいじゃないの。早く!という美輪子。
あとで、お母さんがちゃんと説明するからという眞澄。
説明なんてしてくれなくたっていいわ。どうせ富貴子が多摩留の姉だからでしょ?
ぼたんを殺し、田園調布の家を放火して死んだおぞましい宿敵。多摩留のその姉、吉田家の養女だからでしょ?
それが理由なんでしょ?という美輪子。
美輪子、あなた知ってたの?という眞澄。
崑一も驚いている。
私達は、ただの姉妹じゃないのよ?牡丹と薔薇の姉妹なのよ。そんなこと百も承知だわという美輪子。
じゃあ、富貴子があなたに?ときく眞澄。
私とおねえちゃま、二人だけの、誰にも知られてはいけない秘密だったのに。どうしてそっとしておいてくれないのよ。静かに見守ってくれないのよと泣く美輪子。
そうか。知っていたのか。
だったら、話ははやい。パパとしても心を鬼にして、富貴子を追い出すしかなかったんだよと泣く崑一。
パパ。おねえちゃまを許してあげて下さいとお願いする美輪子。
お願いだから。パパの広いおこころで、慈悲のお心でという。
ダメだ。この家で富貴子にうろちょろされちゃ、死んだぼたんの魂が浮かばれないじゃないか。いいか、美輪子もあんな姉とは二度と会うな。それだけはパパが許さない。いいかね?という崑一。
眞澄が引き止めるのも振り払い、崑一は出て行く。
パパは何もわかっていない。
亡くなったぼたんの魂は、富貴子に乗り移ってるのに。
私達を引き裂くことなんて誰にもできやしないわ。
絶対に、誰にもという美輪子。
今日はここまで。
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感想
凄すぎました!
そして、今回のイラっとさせた人物は!!!
伊佐子です。世奈子といい、こういう余計な一言、二言をいう人物がいないとドラマにならないんでしょうね。
杉彦にもイライラしましたが・・・・。
そして、崑一。怖かった・・・・。
特に、富貴子が出て行くときに階段から見ている感じが怖すぎました。
眞澄は、実の子供だから富貴子のことは心配しているけど、案外つめたいんだなと感じました。
次回予告
急接近する意外な2人
綱輝は、富貴子が多摩留の姉だと聞いても、気持ちが変わらないようですね。
いい人だったんですね。
そして、美輪子と富貴子は、綱輝さんの協力もあって、会うことができるようです。
二人は、これからもともに、手を取り合って生きて行くことを誓うようです。
富貴子は、自由が丘でネイルアートのお店を開き、美輪子もお手伝いをするようになったりと順調な感じ。
それとは反対に、眞澄と崑一の関係は修復できないようになるようです。
驚くのは、崑一は世奈子とよりを戻すこと。世奈子は、嬉しいと喜び、早く離婚をするようせがみます。
でも、もっと驚くのは、崑一が死ぬこと。私が最後を看取ったのよと眞澄にいっていました。
なぜ?崑一が死ぬ理由がわからないです。