2016年4月1日（金） 19時00分～19時56分放送の爆報！THE フライデー
実録！名前の出せない事件簿のコーナーで大手芸能事務所社長Ａ氏殺害事件をするようです。
この大手芸能事務所社長Aさんというのは、｢三芸プロ｣社長の滝本匡孝さんだそうです。
という事で、事件の内容を調べてみたいと思います。
芸能プロ社長嘱託殺人事件詳細
1964(昭和39)年4月24日0:00過ぎ、芸能プロダクション｢三芸プロ｣社長･滝本匡孝さん(当時30)は、東京･港区芝高輪北町｢永楽荘｣の自宅に血まみれになって帰ってくる。
その時に、妻(当時29)に｢相手はブルーバードだ｣と言って亡くなられたそうです。
死因は・・・・鋭利な刃物で頭部他数ヶ所を深く切られたことによる出血多量だったそうです。
自宅前には車のスリップ跡と大量の血が発見される。
さらに、電柱の下に刃物を包んでいた新聞紙が発見された。
新聞紙は、家庭覧の料理献立の記事が切り抜かれたものだった。
ブルーバードとは、犯行に使われた車を指していたそうです。
調査をすると、車は、港区新橋で盗まれ、翌朝品川南大井で乗り捨てられているのが発見される。
では、犯人はだれか？
滝本社長は仕事熱心で素行も堅実！！友人･知人からは不審者がでてこず、捜査は難航・・・。
その時に有力な情報が！
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犯人はだれか？
会社の従業員で総務課長をしていた島田敏之(当時29)と金銭問題でトラブルがあったことが分かる。
島田は、会社の預金600万円を別口座に預金していたことで滝本社長から叱責されていたことが分かる。
私生活では妻子があるのに２人の愛人を囲って生活が派手で、以前務めていた会計事務所でも恐喝事件を起こしていたことが判明。
警察は、島田で間違いないと断定するが、島田のアリバイは完璧だった。
事件当日の夜、島田は滝本社長と銀座のバーで飲む。
ホテルの前で別れて再びバーに戻り、バーの女性とホテルへ。
24日4:00頃、自宅に帰宅。
殺害された時間は、バーの女性と一緒にいたことになる。
そこで、以前の会社の恐喝事件で共犯だった小林(当時29)に面会。
小林は、島田から一年前に殺人話を持ちかけられたが、怖くなり絶交状態だったと証言する。
これにより捜査１課は島田が滝本社長を嘱託殺人したとみて逮捕した。
取り調べで、島田は犯行を認める。
動機は滝本社長を殺害して会社を乗っ取るつもりだったと供述。
そして、委託され殺害を実行したのは、タクシーの運転手の酒井(当時25)。
島田と酒井は、競艇場で知り合った。謝礼60万円をもらうために、島田社長を自宅で待ち伏せし、殺害した。
4月29日1:00、酒井が福岡･田川市で逮捕される。
酒井は当初、犯行を否認したが、酒井の実弟の妻が切り抜きしていた新聞の料理献立記事が発見され、現場の
新聞と一致したことから、犯行を認める。
判決は？
裁判で島田は精神病と認定され、無罪。
酒井は、無期懲役となった。
その後、検察は、島田の無罪について控訴し、精神鑑定で島田が病気を装っていたことが判明。
結果、無期懲役となりました。
滝本匡孝さん
1959年に作詞家、作曲家、放送作家、構成作家、演出家として活躍してい三木鶏郎さんのマネージャーを務める。
1960年2月に「三芸プロ」を銀座に設立。
当時初めてCM音楽を商業ベースで成功させた人物として有名になった。
経営も順風満帆。
そんな時になくなってしまいます。
