第２７話が終わりました。
ということで、まずはあらすじから。
ネタバレですので、知りたくない方は見ないでくださいね。
第二十七話
小日向家に萌子がきている。
いいわね〜、牡丹の着物に薔薇の着物。
こんな衣装をきれて、何て幸せな二人かしらと萌子がいう。
以前も同じ柄の着物があったんだけど、火事で焼けてしまって・・・という眞澄。
そうね、贅沢な着物も衣装もたくさんあったのに、何もかも灰になっしまって・・・という萌子に、お正月に着物がないと可哀想だから思い切って新調したのという眞澄。
高かったでしょ。凝ってるもの。これを着せると映えるわよ〜と嬉しそうな萌子。
元日から着せたかったけど、私が忙しくて。
以前だったらぼたんが着付けをしてくれたんだけどと話す眞澄。
萌子は、富貴子のことを心配し、ちゃんと馴染んでいるか聞く。
眞澄は嬉しそうに。ええ。よく気がついて、飲み込みも早いし、私が言う前に助けてくれて助かってる。
どういう親に育てられたかわからないけど、申し訳ないぐらいと話す。
萌子は、着付けもできないってことは、そういう環境だったのね。お花やお茶のお稽古をしていたら自然と身につくものねという。
アメリカ帰りだから仕方ないわよという眞澄。自立心が旺盛で頼もうしいと答える。
あれ？？以前は実感がないとあんなにクールだったのにという萌子。
嬉しそうに、だって母親ですもの。私と答える眞澄。
変わったもんだと萌子と笑う。
美輪子と富貴子の部屋
富貴子は化粧をしている。
美輪子は、ね〜、行きましょうよ。年増女達が私たちに着物を着せるのを楽しみにしているわと富貴子にいう。
そうねと下に行こうとする富貴子に、先に行っててと美輪子はいい、富貴子を部屋から出す。
その間に綱輝さんに電話をする。これから着物に着替えて出るけど、あれを忘れずにねという美輪子。
あれね。みわちゃんが言ったからもってきているよという綱輝。
今日のおねえちゃまは一段と綺麗よといい電話をきる美輪子。
顔が怖いです。
世奈子の店
綱輝が婚約指輪をみている。
世奈子がきて、あっ。それ。ぼたんが最後まで指にはめていたという。
そうです、僕が送った婚約指輪ですよと答える綱輝。
どうしてそんなものを持っているの？と聞く世奈子に、ずっとタンスの奥にしまいこんでいたんですけどと答える綱輝。
懐かしいわね〜と指輪を見る世奈子。
火事でこんなに歪んで、金属もこんなに焼きただれて、熱かったでしょうね・・・・ぼたん・・・と涙を浮かべる。
綱輝さん、いいでしょ？これ、私がもらってもという世奈子に、いや、これは僕にとって唯一のぼたんの思い出の品だからと答える綱輝。
私は、母親なのに、何一つぼたんの遺品がないのという世奈子。
でも、ぼたんに似た人が現れたじゃないですか？という綱輝。
あんな偽ぼたん、冗談じゃないわという世奈子に、その偽ぼたんと今日、僕は会うんですよという綱輝。
えっ？デートなの？と驚く世奈子。ま〜ねと答える綱輝。
やめなさいよ。ぼたんの思い出を汚さないでよ。ぼたんに似ても似つかないあの女とと世奈子は怒る。
小日向家
着物に着替えた二人。
萌子は、は〜、本当にいい景色とうっとりしている。
お母さんの着付けがいいからという萌子。
今日はローズカフェの店開なのね？と聞く眞澄。
ケジメですから、従業員さんに挨拶をしてと答える富貴子。
行ってきますと出て行く二人。
なんだか、ため息が出るわねという萌子に、あの子たち、今が一番いい時ねと答える眞澄。
ローズカフェ
従業員に物の配置について指示をする富貴子。
そこに、綱輝がくる。
あなたがこっちにきてると聞いたものだから、着物をみて目がさめるようだという。
綱輝に座るよういい、ローズワインをすすめる。
富貴子さん、あなたも座って下さいという綱輝。前に座る富貴子。
年末から年明けまでずっと、あなたの事しか考えられなかった。僕にしては珍しく部屋に一人で、ずっと心をときめかせていましたという綱輝。
あの、私、そういう話はなれていないと答える富貴子。
いや、別に亡くなったぼたんとダブらせていっている訳ではないんですよという綱輝。
だったらいいんですけど、私、その人の事はあまり知らないですしと答える富貴子。
ぼたんとは、結婚式の日どりまで決めていてと綱輝がいう。
そうなんですってね。お亡くなりになってショックでしょうけど、私は私ですからという富貴子。
わかってますよ。だからドキッとすると答える綱輝。
容姿は似ていても、あなたは確信に触れる事をずばっというからね。あ〜、ぼたんと違うんだと思うと帰って良いという。
それって、おかしいわ。始末が悪いわねと答える富貴子。
ぼたんはすごく臆病だった。でもあなたは、いざとなれば度胸があるという綱輝。
そういって、何かにつけて比較してご覧になるんじゃ、私なんだか針の筵だわという富貴子。
でも、似ているところもない訳じゃない。相手の顔をまともにみて話すとろこが似ていると綱輝がいうと、いやだわ、話す時に相手を直視するのは女の子らしくないと言われていた。猫だって目を背けるって・・・・と答える富貴子。
綱輝は、僕は、あなたに見つめられたら嬉しいと答える。
困るわ。変なところが似てるんだわという富貴子に、いいじゃないですか。あなたの方がぼたんよりリアル感があっていいと答える綱輝。
美輪子がくる。素敵よ。あなた達、どこからみても恋人同士みたいという。
何をバカな事をいってるの？みわちゃんもこちらに座りなさいという富貴子。
でも、お邪魔虫になっちゃうわね〜という美輪子。
いいから座りなさいと富貴子がいい、二人も綱輝さんと同じローズワインを飲む事に。
富貴子が従業員に頼むが返事がない。仕方ないわねと席をたつ富貴子。
その間に、美輪子はあれ持ってきたのねと綱輝にいい、指輪を受け取る。
随分きれいになっているという美輪子に、宝石屋に持って行ったけど、その焼きただれたところは直しようがないらしいと答える綱輝。
美輪子は、これは私に任せて。前のようにお姉ちゃまの指にはめてみせるわという。
綱輝は、うまくいくかな？ぼたんが身につけていたものだと分かれば富貴子さん、絶対いやだっていうよという綱輝。
大丈夫、なんとかするという美輪子。
富貴子がワインとおつまみを持って帰ってくる。
乾杯をし、贅沢だな。牡丹と薔薇の姉妹と味わうローズワインかという綱輝。
お姉ちゃま、私こんなものをもらっちゃったんだけどと指輪をだし、話を切り出す。
彫金をやっている友達からもらったんだけど失敗作らしく、金属の形がいびつになっていて、ここが焼きただれているでしょと説明する。それにトルコ石は変にすすけてるしと嫌そうにいう。
富貴子は、それはそれで味があるんじゃない？と答えるが、失敗作で売り物にならないから私にくれたのよと答える美輪子。
普段身につけるには悪くないわ。みわちゃんに似合うんじゃないかしら？という富貴子に、嫌だ、こんな失敗作。お姉ちゃまにあげると答える美輪子。
せっかくもらったものだしというが、サイズがあわないの。お姉ちゃまつけてみてと富貴子の指につける。
ピッタリ、ピッタリじゃないのという美輪子。
そうね・・・と答える富貴子。
とっても似合ってる。そう思わないと綱輝に聞く美輪子。
綱輝は、すごいなー。まるで富貴子さんのために作られたみたいだ。何の違和感もなくぴったり収まってという。
ずっと前からその指輪をつけていたみたいよ。とっても自然な感じよという美輪子。
そうかしら、これはあんたのものだからと指輪を外そうとする富貴子。
でも抜けず、嫌だわ、抜けないわという。
ほらね。指輪がお姉ちゃまから抜けたくないのよという美輪子。
どうしよう。やだ、ダメだわ。どうしたのかしら。抜けない。外れないと無理に外そうとする富貴子。
いいじゃない、そのままつけておけば。無理に外す必要ないわよという美輪子。
それでも外そうとする富貴子。
やっぱりね。お姉ちゃまはぼたんなのよという美輪子。
綱輝さんは興奮して、ぼたんと言いながら富貴子の方にいき、ぼたん、ぼたん好きだよ、愛してると富貴子にキスをする。
別のバーのようなところ
３人で飲んでいる。
怒ってますか？さっきの事？という綱輝。
私は不意打ちをくらっただけですから、あなたに対して特別な気持ちはないですからと答える富貴子。
すみませんでした。突然こみ上げるものがあってと答える綱輝。
怒ってないわよ。ぼたんとキスするぐらい普通じゃないの。婚約者じゃないのという美輪子。
ならいいけどなと答える綱輝。
おいしいわね。このカクテルという美輪子に、気をつけてねせっかくの晴れ着にお酒がかかると大変よと膝の上に布を置く。
ありがとうぼたんとご機嫌の美輪子。
そして、私達、前にもこうして３人でお酒を飲む事はあったかしら？と聞く。
なかったよ。どっちかというとみわちゃんは僕に冷淡だったという綱輝。
それはね。ぼたんが綱輝さんを愛しているかどうかずっと曖昧だったからよと答える美輪子。
そうでしょ？ぼたん。今だって猛烈に綱輝さんを愛してるかどうか自信はないでしょ？と富貴子に聞く。
自信？？どうして私にそんな事聞くの？という富貴子。
だって、キスされてもなんだか冷めた顔して、それがぼたんなのよね〜という美輪子。
あの時は、拒まれれば拒まれるほど僕の方では熱くなってと答える綱輝。
言っときますけどね、ぼたんはまだヴァージンのまんまよ。
セックスに対しては、とても潔癖なんだからという美輪子。
潔癖？誰の事をいってるの？という富貴子。
ぼたんよ。あなたよという美輪子。
私は潔癖な方ではないし、ヴァージンでもないわよ。アメリカ人と結婚もしていたしという富貴子。
アメリカ人と？と聞く美輪子。
そうよ。こんな大きなアメリカ人とと答える富貴子。
セックスライフもそれなりに楽しんでいたわという。
やめて。よしてといいながら、ぼたんにお酒をかける美輪子。
どうして、そんな嘘をいうのよとなく美輪子。
嘘？という富貴子に、嘘よ。そんな口から出まかせばかり、あんまりだわ。ぼたんがそんな見え透いた事をという美輪子。
みわちゃんは繊細だからね、ぼたんが死んだ事は、思い出したくないんだろうという綱輝。
ね〜、みわちゃん、あなたの気持ちもわかるけど、しっかりと現実を見なきゃだめよ。私はぼたんじゃないのよ。富貴子なのよという富貴子。
だから、富貴子はぼたんじゃないのと答える美輪子。
その証拠に婚約指輪をしてるじゃないのという。
これ？？と驚く富貴子。
そうよ。その指輪は、綱輝さんからぼたんに贈られた婚約指輪なのよという美輪子。
さっきから何度ひっぱってもぬけないその指輪、もうぼたんの体の一部になってるのよという。
これが？？これが婚約指輪なの？という富貴子。
騙して悪かったけど、実はそうなんだと答える綱輝。
これが？これが？と抜こうとする富貴子。
抜けないのをみて、笑いながら、もう何をいってもダメよ。覚悟しなさいよ、ぼたんはぼたんなんだからという美輪子。
昔から私達、幸せだったじゃない。田園調布の時のように幸せになりましょうねという美輪子。
あの時？田園調布の時？あの家はもうないのよという富貴子。
ええ、惜しい事にパパが売っぱらっちゃったけどという美輪子。
売っぱらった？焼けたんでしょ？というが
でも、今の家も楽しい事に変わりないわ。ぼたんだって綱輝さんという立派な婚約者がいるんだし、結婚にむけて進んでいけばいいわと答える美輪子。
結婚？という富貴子。
あ〜、幸せ。ぼたん大好き。おねえちゃま大好きという美輪子。
小日向家
眞澄は、ま〜ひどい、なんて事したの美輪子はという。
だって、ぼたんがいってはいけない事を言ったんだものという美輪子。
早く着物を脱ぎなさい。クリーニングに出すわという眞澄。
大丈夫かしら？と謝る富貴子。あなたが謝る事じゃないわ、美輪子が変なんだものという眞澄。
みわちゃん、私とぼたんの区別がつかなくなっているという富貴子。
そうね、あなたは居心地は悪いかもしれないけど、おねえちゃまなんだから、我慢してやってくれないかしら？という眞澄。
でも、火事の事もなかった事のように言うんだもの・・・信じられないわという富貴子。
あの事件の事はすべて忘れたいのよ。ストーカーにぼたんが刺された事も、死体ともども焼けた事もなかった事にして、幸せに戻りたいのよという眞澄。
その気持ちはわかるけど・・・という富貴子に
美輪子の手首の傷跡をみたでしょ？大変だったのよ。カミソリで手首を切って。
気づくのが、遅れていたら出血死していたわ。もう二度とあんな真似はさせられない。お願いだからあの子のいうままにさせてやって。
美輪子の中にぼたんは生きているのよ。それがあなたなの。あの子のイメージのままにしてやってちょうだいとお願いする眞澄。
今日はここまでです。
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感想
富貴子が可哀想になります・・・・。
美輪子は、富貴子とぼたんを一緒にしているけど、周りにそれを止める人がいないんですもんね・・・。
忘れたい気持ちはすごく分かるけど。
後は、綱輝さん。男前なのに、何か気持ち悪く感じてしまうのはなぜでしょう・・・・。
こんな演技ができるのがすごすぎです。
美輪子が綱輝さんとくっつけたいのは、前と同じにしたいからだったんですね！
次回予告
激怒‼姉のついたウソ
富貴子は、吉田家に少し帰るようです。
眞澄からもぼたんのようにと言われ、疲れてちょっと帰ったのでしょうか？
峰靖は富貴子を心配するようです。
吉田家も大切だけど、美輪子がやっぱり心配な富貴子。
杉彦は、お姉ちゃんに家にいてほしいみたいですね。
そんな思いもあり、杉彦は、富貴子が帰る時に後をつけるようです。
ついたのは、九品仏の屋敷。大きな屋敷に入る姉をみて驚いているところに、なんと！！！
美輪子が帰ってくるようです。
美輪子と杉彦が会う事になるんですね。
当然ながら、美輪子は、必死で杉彦を追い返します。
綱輝はというと、富貴子をデートに誘うようです。
「こんなとき、ぼたんなら会いにいくはず」と美輪子に言われ、着飾るように言われて出かける富貴子。
動画の感じでは、綱輝とデートにいく振りをして、清塚さんに会う様子。
清塚さんとキスをしていました。
清塚さんに会っていた事をしった美輪子は激怒するようです。
今後は、杉彦がキーとなり、富貴子が多摩留の姉だとつながっていくんでしょうか？
展開が気になります。