第２９話が終わりました。
ということで、まずはあらすじから。
ネタバレですので、知りたくない方は見ないでくださいね。
第二十九話
美輪子と富貴子の部屋
二人はベッドで寝ている。
美輪子は起きていて、富貴子が寝ているのを確かめて、富貴子の携帯電話を確認する。
清塚さんの名前を見つける。
これだと、電話番号を控える美輪子。
小日向家
眞澄は着物をきている。前から思っていたのよ、一度お墓参りをしてもらいたいって。
あなたも小日向家の一員になった訳だしという眞澄。
私も喜んでという富貴子。
随分、時間がかかるのね。ぼたんが待ちわびてるじゃないのという美輪子。
もうできたわ。出かけましょという眞澄。
みわちゃんも一緒に行きましょうよと富貴子は誘うが、いかない。お墓まいりなんてまっぴらといい、そうやって、ぼたんが薔薇の花を抱えている図も悪くないわねと送り出す美輪子。
終わってからローズカフェに顔を出すわねと富貴子はいい、眞澄とお墓参りに出かける。
二人が出た後に、美輪子はでかける。
ついたのはホテル。
電話で、ロビーにいている。目印に赤いスカーフを巻いていると伝える美輪子。
そこに、清塚さんがくる。
清塚さんと会う美輪子。
相談って何？と聞く清塚さん。
あなた、３日前の夜、姉と会いましたねと聞く美輪子。
富貴子の名前を伝える。
清塚さんは、あっ。ふうこさんか。じゃー、あなたはふうこさんの？と聞く。
妹の美輪子ですと答える。
妹さんか。あの夜は、二人で楽しく飲みましたよと答える清塚さん。
やっぱりね。清塚さん、ちょっとお話していいかしらという美輪子。
二人でお茶をしながら話している。
若い頃からの付き合いなんです。ふうこさんはアメリカにいっちゃいましたけどねと話す清塚さん。
じゃー、最近またお付き合いが復活したってこと？と聞く美輪子に、
ま〜、そういうことだけど。
ふうこさんにこんな美しい妹さんがいたなんて知らなかったなという清塚さん。
ふうこさんなんて言わないで下さい。
本当に、愛してらっしゃるの？と聞く美輪子。
本当になんて言われても困るけど、アメリカから帰ってきて、随分魅力的な女になっていて困りましたという清塚さん。
この間は、ウォッカのブルドッグを飲んだのね？と聞く美輪子。
よく知ってますねと答える清塚さん。
じゃーと、清塚さんの隣に座り、きっとキスもしたんでしょ？と聞く。
えっ？そんなことまでいったんですか？彼女？と驚く清塚さん。
私には分かるの。私たちは父親は違うけど、仲の良い姉妹だから、何でも直感で分かっちゃうの。
私、お姉ちゃまが大好きなの。
清塚さんにおねえちゃんを取られたら、私本当に困るのよという美輪子。
別にとるなんてつもりはないですよという清塚さんに、
お姉ちゃまが男の人と、熱病みたいに愛し合ったりしたら、私、死んじゃうわ。
あなた、キス以上のことはしてないんでしょうね？と聞く美輪子。
そうか・・・・そういうことが気になるんだという清塚さん。
清塚さんは、私とおねえちゃん、どちらが好き？と聞く美輪子。
どっちって・・・・。そんなことは言えないね。どちらも魅力的で美しいんだからと答える清塚さん。
じゃー、試してごらんになる？このホテルに予約をとっているの。行きましょうよという美輪子。
それはダメだという清塚さん。
私が誘ってるんだからいいじゃないの？という美輪子。
ぼたんのお墓参りをする富貴子と眞澄。
美輪子は、ぼたんが死んだと思いたくないから来ないんだわ。
ぼたん、今日は富貴子と一緒にきましたよとお水をかける眞澄。
線香をぼたんに備えてあげてと富貴子に渡す。
富貴子は、お線香を備え、手をあわせる。
そこに綱輝さんがくる。
やー、富貴子さんびっくりした？今日は二人で墓参りだと聞いてね。会えてよかったという。
美輪子は、ホテルで、清塚さんにお金を出し、姉と別れて下さらない。あなたにとっては少ない額かもしれないけど。貯金全部下ろしして工面したのという。
何のつもりか聞く清塚さんに、手切れ金よ。清塚さん、あなたはご存知ないかもしれないけど、姉にはれっきとした婚約者がいるの。両親も認めている婚約者なのよ。あなたとのデートの時だって、トルコ石の婚約指輪を左手にはめてたでしょ？気づかなかった？あなたは姉に騙されている。清塚さん、あなたっていい人なのに、本当に可哀想と笑い、お金で清塚さんをたたき、受け取りなさいよ。
このお金で女と遊んで、姉のことは綺麗さっぱり忘れるの。いいわねという美輪子。
見くびるんじゃないと、お金をてで払いのける清塚さん。
あら、じゃー、お金よりも私が欲しいの？私のこの体が欲しいわけ？と清塚さんの上にまたがり、清塚さんの首に手を回し、私と一緒に恋人ごっこするならそれでも。姉よりもこっちがいいのねとキスをする美輪子。
ローズカフェ。
綱輝さんと富貴子が一緒に座っている。
あなたとぼたんが違う人だってはっきりわかったという綱輝。
そんなこと、当たり前だけどという富貴子。
僕もぼたんの霊に念じたんです。遠くから新しい愛をみまもって欲しいとという綱輝。
私、たくさんなんです。これ以上、ぼたんの亡霊に祟られるのは？という富貴子。
びっくりした、僕と付き合うのはもうたくさんと言われたのかと思ったという綱輝。
綱輝さん、勘違いしないで下さいね。私たちの間に新しい愛なんて芽生えていませんよという富貴子。
随分はっきりいうなという綱輝。顔は笑顔。
イエス、ノーはっきりしないといけない世界にいたんですからと答える富貴子。
分かってる。これで、ぼたんのことは綺麗に払拭します。
今はあなたの個性の方が眩しいと答える綱輝さん。
正直に答えて欲しいんですけど、今日あなたが墓地にいらしたのは、みわちゃんから連絡があったから？と聞く富貴子。
そう、その通りですと答える綱輝。
小細工ばっかりして、本当にどうしようもない子という富貴子に対し、僕にとっては愛のキューピットですよと答える綱輝。
何が愛のキューピットよ。人のことかまってないで、自分のボーイフレンドでも作ればいいんだわという富貴子。
みわちゃんは無理だろうなという綱輝に
あんな綺麗で純な子はいないわ。もっと青春を楽しんで輝かせてもらいたいのという富貴子。
難しいな。みわちゃんは過去にストーカーにつけ回された経験があるからね。
それがトラウマになってる。きっとそのせいで彼氏も作れないんだという綱輝。
そうかしら、やっぱり心の傷が・・・という富貴子。
そこに、楽しそうに笑いながら、美輪子と清塚さんがくる。
美輪子は手をつなぐ。
驚く富貴子。
富貴子をみて、繋いでいる手を振りほどく清塚さん。
やっぱり綱輝さんも一緒ね。こちら姉の婚約者の綱輝さんよ、ご挨拶してと清塚さんにいい。私の彼氏なのと清塚さんと紹介し、ご一緒してもいいかしらという。
そして、ね、ダーリン、こちら側に座らせてもらいましょうよと清塚さんを座らせる。
嫌な顔をする富貴子。
何照れてるのよ。さっきまであんなに大胆だったのに。
４人でローズワインでもいただきましょうよという美輪子。
私たち、一目で恋に落ちたんです。
さっきまで、ホテルで愛し合ってたのよねという美輪子。
本当？と驚く綱輝。富貴子は無言だが、驚いている。
彼ったら、激しくって、私何回も失神しそうになっちゃったのという美輪子に、いや、ちょっとやめてくれよという清塚さん。
何もお姉ちゃまの前だからって気取ることないわ。
清塚さんて本当に頼もしくて、ざっくばらんでいい人よと富貴子をみていう美輪子。
何ていうか、美輪子さんから突然電話があって、そのという清塚さん。
くだらない言い訳しないでよ。ふうこさんより綺麗だって言ったじゃないという美輪子。
ふうこさん？？と富貴子の顔をみる清塚さん。
ふうこさんよりずっとセクシーだってと続ける美輪子。
それ、富貴子さんのこと？ときく綱輝。
いやー、女王様にはかなわない。こちとら、愛の奴隷でございますよと笑う清塚さん。
美輪子も笑う。
嫌な顔をして美輪子をみる富貴子。
乾杯しましょと盛り上がる３人。清塚さんは、やけくそだって感じです。
私たちのこの美しいカップルに、サンサンと愛の光が降り注ぎますようにと美輪子がいい、乾杯する。
美輪子を睨む富貴子。
笑顔で話す３人。
美輪子と富貴子の部屋
あー、楽しかったわねー。ねー、ぼたん、これからもWデートをしましょうねという美輪子。
美輪子に果物ナイフを突き刺し、私をなめるんじゃないわよ美輪子という富貴子。
どうしたのよ、お姉ちゃま怒ってるの？と驚く美輪子。
あなたって人は、よくもそこまでという富貴子。
殺すの？殺しなさいよ。そんなに私が憎いなら殺せばいいじゃないのといい、富貴子がもっているナイフを自分の喉の近くにもっていく。そして、いいわよ。おねえちゃまに殺されるなら、私は本望だわ。殺してちょうだい。どうぞ殺して、殺して。やりなさいよ。ひとおもいにぐざっと。
構わないわよ。殺してという美輪子。
ナイフを落とし、泣き崩れる富貴子。
どうしてなのよみわちゃん、どうしてそこまでという富貴子。
お姉ちゃま、許して、許してちょうだい。泣かないで。そんなに泣かないで。謝るわぼたん。
私が悪かったんだわ。ごめんなさいねお姉ちゃまと富貴子にしがみつき泣く美輪子。
ぼたん、ぼたん、許してちょうだい。私のお姉ちゃまが、私のぼたんがどこかに行ってしまう。遠くに行ってしまう。そんな気がしてたまらなかったのよ。許して、許してと泣く。
みわちゃんと美輪子を抱きしめて泣くぼたん。
ローズカフェ。
笑いながら、美輪子と富貴子は料理と飲み物をテーブルに運ぶ。
そこには、綱輝さんと清塚さんがいる。
おねえちゃま、このクッキー食べてみて？ときく、美輪子。
いいの？と食べて美味しいと笑顔の富貴子。
清塚さんと綱輝さんはそんな二人をみて、飽きれたように笑う。
二人で、クッキーが美味しいと笑い、４人で公園でデートをする。
そこでも、美輪子と富貴子がフリスビーを遊んでいるのをみている、清塚さんと綱輝さん。
４人でのデートというより、美輪子と富貴子のデートのよう。
綱輝と富貴子は屋台で焼き鳥を食べている。
美味しいんだという綱輝に、知らなかったわ、こんな屋台でも綱輝さん飲むのね？と不機嫌な富貴子。
私、そろそろ失礼してと食べずに席をたとうとする富貴子。
富貴子をとめ、僕は二人だけで飲みたいんだよ。いつもいつもWデートばかりで君たちは楽しいかもしれないけど、こっちはもう我慢ができないんだよという綱輝。
だって、みわちゃんがそうしたいっていうからという富貴子に、みわちゃんのために僕らは付き合わされてるのか？と聞く綱輝。
あのこが幸せならいいじゃないという富貴子。
よくないよ。美輪子のため？妹のためだと死んだぼたんもそればかり言ってたけど、あなたは、僕とみわちゃんどっちが大切なんだと聞く綱輝。
妹に決まってるじゃないと答える富貴子。
それじゃ、君もぼたんも同じじゃないかという綱輝。
また、比較してる、帰りますという富貴子。
ちょっとと引き止め、今日はきちんと付き合ってもらうという綱輝。
嫌なのよ、私。こんな下品な屋台は大っ嫌い。綱輝さん、あなたらしくないわ。二人っきりになりたいなら、もっとちゃんとしたところに誘って下さい。それがレディーに対するマナーじゃない。もの好きにも程があるわ。こんな気持ち悪いものを食べさせてという富貴子。
富貴子さん待って、僕が悪かったという綱輝。
横に座っていた客がきて、下品な屋台って？気持ちの悪いものを食わされたって？といってくる、屋台のお店の人も、姉ちゃん、よく言ってくれたじゃないと出てくる。
いえ、私そんなつもりで・・・という富貴子。
それって差別発言なんじゃないの、ねえちゃんと客が富貴子を触る。
ちょっとと手を振り払う、悪気があったんじゃないんだから、絡まないで。帰りますからとお金を払おうとする綱輝。
財布を払い落とし、すっこんでろと綱輝を殴る客。
なんだよ、暴力ふるっていいのかよとやり返す綱輝さん。
殴りあう、二人。綱輝の方が強い。
倒れた客は、ナイフで綱輝さんを刺して逃げる。
綱輝さん、綱輝さんとさけぶ富貴子。
今日ここまで。
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感想
綱輝さんがまともに見えました。
そして、美輪子の行動力もすごかったですね。
清塚さんの開き直りもすごかったですが・・・。
何よりすごいのは、その後Wデートできる、あの姉妹です。
しかも、すごく幸せそうだし・・・・。
Wデートをする必要があるのかどうかはよくわかりませんが。
そして、富貴子！店の人の前で、あんなにいうなんてすごいですよね。
次回予告
急接近‼病室で育む愛
病院に運ばれる綱輝。
自分のせいだと、毎日病院にいき、綱輝の看病をする富貴子。
そして、くっつけたはずの美輪子は、ぼたんならこんな態度にならないと、よく思わない様子。
後は、世奈子。
綱輝まで危ない目にあわせた上に、恋人気分でいると知り逆上するようです。
世奈子は、富貴子の指輪を外そうとし、綱輝は、世奈子に怒る様子。
今日はどんな内容なんでしょうか？